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知っておきたい葬儀を行う前に準備すること

Contents

葬儀に対する知識を

焼香

葬儀というものについてどのようなイメージを持っているでしょうか。冠婚葬祭は人生における大きな行事であり、葬祭はその中でも唯一自身のものに参加することのできない儀式でもあります。また他の儀式などとは異なり、その日程が直前までわからないため準備するための時間が十分になく時間に追われて行なわなければならないことがほとんどです。かつて葬儀は地域により細かい方法が決められ地域や自治体でのしきたりを守りながら行なってきました。人口の流動が増加した戦後少しずつそのような地域独特のものは失われていき、葬儀を行うのは組や講と呼ばれる地域の組織から葬儀社の役割に変化していったのです。しかし、人口の流動が増加した現代、地域の暗黙のルールとして成り立っていたものを伝えていくことや地方での過疎化により労働力を確保することが難しくなりました。

相互扶助組織であった組や講は、葬儀という個人として行うことが難しい儀式を、ルールのもとに労働力を提供することによって成り立っていました。それにとって代わった葬儀社は企業であるため、葬儀を行うことに対して提供するものは金銭になります。長い間葬儀における費用は明らかにされておらず、人づてに聞いたりなどして判断するしかありませんでした。そのため葬儀はお金が掛かる、会計が不明瞭だなどというイメージがありました。しかし2009年9月に大手流通業者がその費用を透明化したことにより、その適正価格が一般にも明らかになりました。2010年に足立区で白骨化した男性が発見された頃から無縁社会という言葉が社会で言われるようになってきました。少子高齢化という社会背景もあり、葬儀は以前より世間に関心をもたれるようになりました。終活という生前に自身の葬儀を用意する活動が一般的に行なわれるようになってきたのです。

臨終から法要までの流れ

焼香

終活を始める前に、臨終から法要までの流れがどうなっているのか知らなければなりません。手順やさまざまな選択肢、そして構造がわからなければ準備はできません。葬儀というのは、納棺、お通夜、葬儀、告別式、出棺、火葬、拾骨までの儀式を指します。最近では移動や日程のことなどを考えて、その直後に初七日の法要を行なうことが多いです。お通夜を始めるまでにどのようなことをしなければならないのか、どのような手続きをしなければならないのか、費用はどのように発生するのかを説明します。

まず、危篤になった段階で親族や親しかった友人知人に連絡をします。これは葬儀の準備をしなければならないためです。親族の範囲に関しては一般的に三親等までが適当とされています。三親等というのは、両親、兄弟、子、孫、祖父母、甥や姪までの血縁関係を指します。また友人知人などに関しては年賀状などで関係性を確認しておき、もしものときに連絡をしなければならない人物の連絡先のリストをあらかじめ作成しておくと良いでしょう。仏教式や神道式の場合、葬儀を行う宗教者に葬儀を行ってもらえるかどうかの確認をしなければなりません。また、亡くなる方がキリスト教徒の場合、臨終の際に神父、牧師に祈りを捧げてもらうのが一般的です。あらかじめ本人がどこの教会に行っていたのか、臨終の際にきてもらえる宗教者がいるのかということを確認しておくとよいでしょう。

臨終の際にしなければならない手続き

焼香

臨終の際にしなければならないことは、医師によって死亡の確認、亡くなった直後の儀式の実施、退院の手続きとその後の受け入れ先の手配、そして葬儀の手配の四つです。

医師による死亡の確認は法律でも定められているため必ず行わなければなりません。かつては自宅で亡くなる人が多かったのですが、現在では80パーセントほどの人が病院で亡くなっています。病院で亡くなる場合は臨終の際に医師が立ち会っているため、そのまま心肺蘇生と死亡確認が行なわれます。臨終の宣告を受けたあとで病院から死亡診断書を受け取ることができます。しかし、自宅で看取る場合などは自宅まで医師に来てもらい臨終の宣告と死亡診断書の受け取りをしてもらわなければなりません。本人が自宅での最期を望んでいる場合や家族の事情などで、自宅で介護をしている場合などは、あらかじめ亡くなったときに連絡をしてきてもらえる医師を事前に見つけておかなければなりません。また急死した場合などは救急車を呼ばなければなりません。事件性がないということを証明しなければ通常の死亡診断書を作って葬儀を行うことができないからです。救急車を呼び、心肺蘇生を行なったあとで警察に連絡をします。警察の調査のあと事件性がないということが判断されたあとで死体検案書を受け取ります。それから「死亡診断書」を受け取ります。ポイントは「死亡診断書」をきちんと受け取ること、急死の場合は「死体検案書」も受け取ることです。なお死亡診断書は発行するのに1万円ほど、死体検案書を発行するのには5万円ほどの費用がかかります。

臨終の際にしなければならないことは、医師によって死亡の確認、亡くなった直後の儀式の実施、退院の手続きとその後の受け入れ先の手配、そして葬儀の手配の四つです。

臨終の際の儀式

臨終の宣告をされた直後に行なわなければならない儀式は、末期の水をとること、湯灌や清拭を行なうこと、死装束に着替えること、死化粧を行なうことの四つです。

末期(まつご)の水をとる

末期の水とは亡くなった人の唇を送る儀式で、亡くなった人の唇をぬらします。この儀式を行なうのは臨終に立ち会った配偶者と親族です。亡くなった方が生前愛用していた茶碗に水を入れて、箸の先に脱脂綿を糸でくくり、脱脂綿を茶碗でぬらしてから口を湿らせます。これを行なう順番は、最初に配偶者が、続いて両親や子どもが、続いて兄弟と孫が、最期に甥や姪、おじやおばが行ないます。もともとは釈迦が臨終の際にのどの渇きを癒すために水を持ってきてもらったという故事からきている儀式です。亡くなる前に苦しまないように、亡くなったあと安らかに旅立てるようにという願いがこめられています。もともとは亡くなる直前に行なうものでしたが、現在では亡くなったあとに行ないます。愛用の茶碗を用意することが難しいため病院でなくなった場合は病院が茶碗を用意してくれている場合もあります。

湯灌(ゆかん) 、清拭(せいしき)を行なう

湯灌とは亡くなった人の体を洗い清めることです。神道式では沐浴とも言います。この作業では遺体を清めて死後の準備をします。宗教的意味合いとしては、現世での苦しみや迷いなどを洗い流す意味があります。水にお湯を足して逆さ水をいうものを作り、ひしゃくを左手で持って足元から胴にむけて逆さ水をかけ、遺体を清めます。死者に対してさまざまなものを逆に行なうというのは仏教的な風習で、死者の世界は現世の異なり、全てのものが逆になっているという考えから行うのです。

最近では清拭と言って、ガーゼなどを使ってアルコールで体を拭く方法が一般的になってきました。この清拭は遺体を清めるために行なうものです。葬儀業者や看護士の方が行うこともありますが、希望があれば遺族の方が行なうこともできます。湯灌や清拭を行なって遺体を清めたあとで、鼻や耳などにガーゼを詰めます。これは亡くなったあと体液や血液などが出てくることがあるためです。自宅で湯灌を行なったときの逆さ水は日陰や軒下に捨てます。

死装束に着替える

湯灌や清拭を行なったあとで、遺体を死装束に着替えさせます。このとき着るものは新しい浴衣か生前故人が愛用していた服です。このあと時間が経過すると死後硬直が進むため、葬儀の際にどうしても着せてあげたい服がある場合はあらかじめ用意しておくとよいでしょう。和装の場合は襟のあわせを左前にします。これは先ほどの逆さ水の風習と一緒であの世は現世とは逆であるという考えからです。

死化粧を施す

最後に、家族の手で死化粧を施します。死化粧とは、男性の場合ヒゲをそり、女性の場合は軽く化粧をすることです。また闘病などで頬がこけて見える場合や闘病などで髪の毛が少なくなっている場合は生前の元気だったころのように見えるように口の中にガーゼを入れたり髪の毛を足したりすることもあります。この死化粧はエンジェルメイクとも言い、専門の業者に行なってもらうこともあります。

湯灌から死化粧まで全てを業者に代行してもらうこともあります。この場合掛かる時間はおおよそ一時間半、費用は約5万円ほどです。一般的には葬儀費用などに含まれてはいないサービスなので別途費用が掛かることがほとんどです。

以上がなくなった直後に行なう儀式です。これは一例であり、場合によっては末期の水をとったあとすぐに搬送をして、自宅や斎儀場で行なう場合もあります。またこれらの習慣は一般的なものですが宗教や宗派によって行なわないものもあります。

臨終のあとに行なわなければならない連絡とその内容

焼香

臨終の直後に行なわなければならない連絡先は危篤の段階で連絡をした親族や友人知人、葬儀を行う宗教者、そして葬儀を行う葬儀業者や搬送を行ってくれる搬送業者です。まず病院から退院しなければならず、病院に遺体を預かってもらえる時間は短ければ三時間ほどです。その間に亡くなったことを連絡し、葬儀の準備を進めなければなりません。宗教者のことに亡くなったことを伝え、葬儀の日取りを決めます。また、葬儀を行う葬儀業者にも連絡をしなければなりません。この際、宗教者や葬儀業者には、葬儀が可能な日取りや斎場と火葬場の確認をすると同時に、死因、日時、享年、またお通夜や葬儀、告別式を行なうかどうかを伝えます。すぐに葬儀を行わない場合はその日程に合わせて遺体を自宅に搬送するのか、葬儀場に搬送するのかを決定しなければなりません。期間が空く場合は遺体ホテルで遺体を預かってもらう段取りをしましょう。遺体ホテルの利用料は一日おおよそ2万円ほどです。

全ての準備ができたら退院の手続きと死亡診断書を病院から受け取ります。死亡診断書は左が死亡届、右が死亡診断書か死体検案書になっています。左の死亡届を記入したあとで何枚かコピーをとっておきましょう。原本は火葬を行う前に役所に提出しますが、生命保険の受け取りなど亡くなったことによって発生するさまざまな手続きをするうえで必要になります。また死亡届は役所に七日以内に提出し、死体火葬許可書を受け取っておかなければなりません。これらの書類に関する業務は葬儀業者が代行して行なってくれる場合があります。サービスに含まれているのかどうか、利用するならそれに掛かる費用がいくらなのかということをあらかじめ確認しておくと良いでしょう。

葬儀を行うまでに遺体を搬送する先は

そのあとのスケジュールが決まったら遺体を搬送します。自宅に一旦安置する場合やそのまま葬儀場に運ぶケース、また遺体ホテルなどに一度預かってもらう場合などさまざまです。遺体を搬送する方法としては葬儀業者に運んでもらうケースと遺族が自身で運ぶケースがあります。葬儀業者が運ぶ場合は専用の運搬車両を用いて二人一組で運ぶ場合が多いです。この費用についても、葬儀費用に含まれているかどうか確認しておきましょう。業者に頼む場合、自社の車両をスタッフを使って搬送している場合と寝台自動車会社に頼んで運んでいる場合があります。葬儀業者に頼んだ見積もりがあまりに高いという場合寝台自動車会社に直接頼むということもできます。一般的に10キロから30キロの距離で2万円前後の料金です。階段があるところに運ぶ場合や深夜割増し、雨のために防水シートなどが必要となり料金が高くなることもあります。

自身で運ぶ場合には、バンやワゴンなど大きな車が必要になります。また、警察に止められた場合などのトラブルを避けるため、必ず死亡診断書を持って搬送するようにしましょう。またブレーキなどで遺体が動いてしまわないようきちんと遺体と棺を固定して運搬するようにしましょう。

葬儀の方法によって異なるさまざまな準備

焼香

現在ではさまざまな形式の葬儀の方法があります。参列者を呼びお通夜と葬儀、告別式、出棺をすべて行なう形式のことを一般葬と言います。一般葬は昭和三十年台から平成の半ばまで一般的に行なわれている葬儀の方法です。現在ではこの方法をとらないこともしばしばあります。その他の葬儀の方法としてはどのようなものがあるでしょうか。

家族葬

家族だけでお通夜、葬儀、告別式、出棺を行ない、一般の参列者や親戚などを呼ばない形式の葬儀の方法です。この方法の場合、葬儀の連絡や返礼品の準備をしたり、供花、弔電、供物、香典などに対するお返しをする必要がなくなります。そのため、故人と遺族が過ごす時間が長くなり最後の別れをゆっくり行うことができます。現在では以前と比べて一般的な方法として考えられるようになっているため、地域によってはこの方法で葬儀を行うことが全体の七割近くもあることがあります。

また、葬式全体は家族のみで行い、一旦儀式的な葬儀を行ったあとであらためてお別れ会などという形で弔問に来てもらう場合もあります。この場合出席の確認ができる、日程をきちんと設定できるため準備がしっかりできるなどの利点があります。

一日葬

一般葬の場合、葬式全体はお通夜から拾骨まで二日かけて行ないます。しかしお通夜か葬儀と告別式を省略することにより、葬式の儀式を一日で終わらせる形式の葬儀の方法を一日葬と言います。一日葬はさまざまな理由から行なわれることがあります。

お通夜を省略した場合は二日目の葬儀と告別式しか行ないません。一日目のお通夜を省略した場合、葬式と告別式、出棺、火葬という風に行なっていきます。たとえば、地方で葬儀の連絡をしてから向かうのが難しいという場合などにこのような日程をとります。また二日目の日程だけ行なう場合、宿泊費が掛からないのでそのような面で融通を利かした日程になります。

宿泊費という面では一日目のお通夜を葬式、告別式と兼ねることによっても省略することができます。二日目の日程を省略してそのまま出棺、火葬と行なうことによって遺族の負担も省略することができます。

現在の一般葬では弔問客はお通夜か告別式のどちらかに行けばよいという考えが一般的ですこれをどちらかだけ行なうことによって遺族の負担を減らしているのです。

直葬

直葬の場合、お通夜や葬儀などは行わず、火葬を行います。しかし、病院や自宅で亡くなってからすぐに火葬を行うことはできません。火葬を行うには死亡診断をされてから24時間以上経っている必要があるからです。そのため、自宅や遺体ホテルなどで一旦遺体を安置しておきます。そしてそこから火葬場に搬送して火葬を行います。火葬場でも読経などを行なってもらうことは可能です。お通夜や葬儀、告別式を省略することによって費用を抑えたり、後日あらためてお別れ会などの形で弔問してもらうため、まずは故人を荼毘に付したいという場合はこの方法をとることがあります。

以前ではほとんど使われていなかった言葉ですが、2010年頃から一般的に広がり始め現在では葬儀のひとつの方法として認知されています。

自由葬

宗教的な儀式の枠にとらわれることなく、故人の望む形で自由に葬儀を行う方法です。たとえば、故人が好きだった音楽を流して行なう音楽葬。自宅のリビングのような祭壇を作り、そこで葬儀を行うリビング葬など、さまざまな形式の葬儀があります。葬儀というのは故人を偲んで、快く故人を送り出し、故人と過ごせる最後の時間を作ることです。こうした自由葬は決して無宗教であったり宗教を軽んじるものではなく本人が一番望む形でという気持ちを尊重したものです。

このように現在ではさまざまな葬儀の形があります。どこまでのことをして、どのように進めるのかということは、家族が亡くなってすぐに決めることは非常に難しいです。そのため、あらかじめ生前見積もりなどの形で葬儀の形式を本人と話し合っておくといいでしょう。

お通夜や葬儀、告別式を行なうには、宗教者に対しての連絡やお布施が必要となります。弔問客がいる場合には、弔問客への連絡、返礼品と会葬礼状の用意が必要となります。どの形式で行なうかによって必要となる準備が異なります。

一般葬でどれくらいの費用が掛かるか知るために二社以上の見積もりを

焼香

一般的な仏教式の葬儀方法で、一般葬を行なった場合どれくらいのことが葬儀の準備に必要でしょうか。

まず、葬儀を行う葬儀業者を決定し、斎場を決めなければなりません。その決定と平行して葬儀を執り行う宗教者の決定も必要です。亡くなってから突然それを決定することは感情的にも時間的にも難しいため、あらかじめ何社か見積もりをとって、どの葬儀業者か決めておくと良いでしょう。具体的な葬儀の流れを確認し、どのようなものが必要になり、どのようなものが料金に含まれているのか確認する必要があります。また、複数社見積もりを比べることによって、一般的にどういったものが必要になるのかなどがわかってきます。よほどの状況でない限り亡くなるよりも前に葬儀社を決めておいたほうがよいでしょう。

また、葬儀を行ったとき、費用を支払う先としては、葬儀社をはじめ、宗教者、仕出し料理を頼んだ料理店、二日かけて行なう場合は宿泊施設を含めた四箇所になります。そのため、葬儀に掛かる費用は葬儀社に支払う額だけではないということをきちんと頭に入れておきましょう。

参列していただく方への連絡方法

一般的な仏教式の葬儀方法で、一般葬を行なった場合どれくらいのことが葬儀の準備に必要でしょうか。

一般葬を行なった場合、お通夜、葬儀、告別式という手順で二日かけて行なうことになります。親族、友人、知人、学校や会社の関係者など、生前かかわりのあった人に葬儀の日程を連絡しなければなりません。故人の名前や喪主の氏名、死亡の日時、斎場の場所、葬儀の形式、香典や供花の必要の有無などをまとめて連絡します。最近ではファックスやメールなどで送信し、連絡がない場合は電話で確認するという方法が一般的です。遺族が全ての関係者に連絡をするのは非常に困難であるため、友人関係や仕事関係などの連絡をする場合最も親しかった方数名に連絡をまわしてもらうように依頼をしたほうがいいでしょう。

家族葬などの葬儀形式で行う場合、すぐに連絡する対象としては家族と親族二親等、友人知人はごく親しかった人だけというのが基準になります。その他の人への連絡としては、葬儀が終わってから二週間後をめどに郵便で死亡通知書という形で連絡をします。

費用に関してトラブルが起こりやすいポイント

また、葬儀費用に含まれておらず、葬儀後に請求書を見て葬儀業者とトラブルになるものが三つあります。一つ目は祭壇です。祭壇は形状や規模などさまざまであり、その飾り付けによって雰囲気が変わります。また会場の規模によっては大きな祭壇を必要とすることもあり、そうした場合予想していなかった額の費用が掛かることがあります。

二つ目は返礼品や会葬礼状があります。これは香典の有無に関わらず参列してくれた方全員に会葬に対するお礼をしめすものです。参列者の正確な人数はわからないため、予想される参列者よりも多くの返礼品を用意します。返礼品の手配は葬儀社に頼むのが一般的です。その際に返品できるものを選ぶようにしましょう。返品できないものにしてしまった場合必要なかった分を引き取らなければならないことがあるからです。一般的にこの返礼品は500円から1000円ほどの品物が相場で、不祝儀なものであることから消え物であるお茶や海苔などが一般的です。最近ではQUOカードや図書カードなどを送ることもあります。また会葬礼状は葬儀に来てくれたことに対する感謝を示す礼状です。以前は葬儀が終わったあとにあらためて郵送していましたが、現在ではお通夜や葬式に参加してもらったときに返礼品と清めの塩とともに渡すのが一般的になりました。これらの返礼品や会葬礼状の料金は、準備した段階での単価や予想して用意した数に応じて変化するため、あらかじめしていた見積もりや葬儀一式などと書かれている価格の中には含まれていないことがほとんどです。

三つ目は仕出しの料金です。お通夜を行なうときには会葬のお礼として簡単な食事を用意します。これを通夜ぶるまいといいます。通夜ぶるまいは弔問客の人数以上に数が読めないため、どれくらい用意していいのか分かりません。また時間もまちまちになるので、最近では大皿にもった料理を用意することが多いようです。また以前は肉や魚を避けた料理をという習慣もありましたが、最近では寿司やサンドイッチ、オードブルなどを用意するのが一般的です。これらの仕出し料理に関しては葬儀業者が関わっていないことが多く、仕出し業者と直接やり取りをすることになります。そのため葬儀料金には見積もられていないケースがほとんどです。

思っていたより葬儀費用が高くなった、という場合、これらの料金が見積もりに含まれていないことがほとんどです。葬儀一式の値段というのは葬儀そのものの費用であり、葬儀業者が受け取らない代金や直前にならなければわからない費用に関しては計上されていないのです。

喪服の基準と喪服が用意できなかった場合に

焼香

お通夜や葬儀を行う場合、遺族や会葬者は死者に対する追悼の念を示すため、喪服で参加しなければなりません。喪服の共通のルールとしては色が黒や紺、グレーなど地味な色合いであること、光るものを身に付けないということです。

こどもの場合は、制服がある場合は制服を。制服がない場合はブレザーにズボンやスカートそれに白いシャツを合わせます。

大人の男性の場合昼はモーニングスーツが正喪服でした。現在ではお通夜も葬儀もブラックスーツで行うことが多くなりました。シャツは無地の白、ネクタイは黒、ネクタイピンは光るものであるため着用しません。靴下と靴も黒で金具のないものを選ぶようにします。

大人の女性の場合、和装と洋装に分かれます。和装の場合黒無地で袖胸背中に紋の入った五つ紋を着用します。半衿や襦袢は白です。帯も黒のものを選び帯止めはつけません。足袋は白、草履は黒です。洋装の場合上着はシンプルなデザインで長袖か七分袖をブラウスやワンピースは襟元がつまったものを着ます。スカート丈は座ったときにひざが隠れるくらいの長さで、ストッキングは黒の無地、靴はヒールのあるパンプスが好ましいです。

このように葬儀のときには直接身に付けるものは白を上に着るものは黒を選び、また華美にならないようにします。そのような服装を用意しておくことができなかった場合は貸し衣装屋などでレンタルするとよいでしょう。

こころづけを渡す対象

心づけとは葬儀を手伝ってくれた人や斎場の係員に感謝の気持ちを表す意味で渡す金銭のことです。公営の火葬場では心づけを受け取ることは禁止されています。心づけを渡す対象としては、霊柩車の運転手、寝台車やマイクロバスの運転手、ハイヤーの運転手、火葬場の係員、火葬場の控え室係員、お手伝いの人などです。金額は一般的に一人につき、3000円から10000円ほどです。詳細が分からないという場合は、葬儀業者に渡す対象、金額の相場や渡すタイミングなどをあらかじめ確認して大目の金額を用意しておきましょう。

知っておきたい葬儀を行う前に準備すること まとめ

焼香

以上のことが一般的に日本で行われている仏教式の葬儀を始める前にしなければならない準備の概要です。宗旨や宗派によって詳細なしきたりは異なる場合があります。葬儀というのは多くの人が関わり行なっていく儀式なのです。そのため遺族のしなければならない内容は多忙を極めるでしょう。家族が亡くなってから全てを準備し判断をしていては、故人や遺族が納得のいく方法でそして納得のいく金額で葬儀を行うのは非常に難しいことなのです。

そのため葬儀に関して納得のいくものができなかったという声や思っていたよりもはるかに葬儀の費用が掛かったなどと言う人が多くいます。ここ10年ほどで終活が広がった理由はそういったトラブルを本人が準備することによって、遺族にできるだけ迷惑をかけないようにという思いからでしょう。しかし、そういったトラブルを避けるにはそもそもの葬儀に関する知識が必要になってきます。より多くの人が確かな知識を持つことによって葬儀というものが健全化していくのではないでしょうか。

わたしたち光輪事業部は宗教法人善源寺が直接運営するお寺の葬儀屋さんです。埼玉県松伏町で昭和51年に開山以来、多くの葬儀を行ってきました。光輪事業部は宗教、宗旨、宗派を問わずご利用いただくことができます。一般葬、家族葬、無宗教形式での葬儀など多くの葬儀を行ってきた実績と経験があります。

埼玉県東部地域、越谷、春日部、吉川、松伏周辺地域で葬儀をお考えの方はぜひご相談ください。

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